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MAKING HISTORY

数年の歳月を経て実現したWedgwood × JW Anderson のコラボレーション。
歴史を新たな視点で捉え直し、クラフトマンシップの力を未来へとつないでいきます。

ウェッジウッドの職人が一つひとつ丁寧に手仕事で仕上げた、今回の限定コレクション。
ラインナップには、当時製品化されなかった幻のルーシー・リーのカップ＆ソーサーと、ジョナサン・アンダーソン所蔵の5世紀ギリシャ陶器に着想を得たマグが含まれています。

北アイルランド出身のファッションデザイナー、ジョナサン・アンダーソン。
知性と前衛性を兼ね備えたクリエイティビティで知られ、自身のブランド「JW Anderson」のほか、スペインのラグジュアリーブランド「ロエベ」でもクリエイティブ・ディレクターとして高く評価されています。

2025年からは、クリスチャン・ディオールのクリエイティブ・ディレクターにも就任しました。

スグラフィートという陶芸技法や、あえてゆらぎを取り入れた作風で知られるルーシー・リーは、1964年にウェッジウッドのためにティーカップとソーサーをデザインしました。

しかし、そのデザインは製品化されることはありませんでした。

今回、ジョナサン・アンダーソンとウェッジウッド、そして彼女の遺族が協力し、半世紀以上の時を経て、ついに初めて世に送り出されます。（日本では未発売です。）

「JW Anderson × Wedgwood」コレクションは、3種類のペアカラーで展開するマグシリーズから構成されています。

ペールブルー／サクソンブルー、チョコレートブラウン／ブラック、カナリアイエロー／ミモザイエローの鮮やかな組み合わせです。

さらに、ルーシー・リーによる作品は、ペールブルージャスパーに白い埋め込み模様をあしらったデザイン。（日本未発売）

すべてジャスパーで作られ、熟練の職人がエンジンターンを用いて一点ずつ丁寧に成形し、高温で焼き上げています。

「これは、彼女がずっと願っていたコラボレーションを実現するものです。ウェッジウッドが彼女の想いを形にしたことは本当に特別なことだと思います。」― ジョナサン・アンダーソン

「ルーシー・リーは20世紀を代表する陶芸家のひとりです。彼女の作品を長年集めてきた私にとって、これらがようやく世に出ることは感慨深いことです。
特にチャリティを通じた意義ある形で実現できたことを、彼女も喜んでくれるはずです」

このコレクションの収益は、新設された「ルーシー・リー＆ハンス・コパー財団」に寄付されます。同財団はアーカイブ資料のデジタル化・保存や、学術・創作活動を支援する助成事業を行います。

ウェッジウッドは、その卓越したクラフトマンシップで広く知られています。
熟練の職人が、代々受け継がれる技術を駆使し、一つひとつを丁寧に仕上げています。

今回のコラボレーションで登場するマグは、成形後に「エンジンターン」にセットされ、手作業で形を整えたのち、リブ模様を施します。